クリティカルチェーン

クリティカルチェーンに関して、よくある質問です。ご覧になりたい見出しをクリックしてください。

CCPMとは何ですか?

CCPMは、PMBOKとクリティカルチェーンによるスケジュール作成、および、コントロールを組み合わせたものです。そして、ラリー・リーチが、彼の著書の中で、CCPMを、最初に、網羅的に説明しました。
Leach, Lawrence P. (2000) Critical Chain Project Management. Boston: Artech House.

CCPMでは、『クリティカルチェーン』(ゴールドラット)に述べられている「プロジェクト・ネットワークの中で、タスク期間の持つ変動性、および、タスク間の従属性が与えるインプリメンテーションへのインパクト」についての理解がそのまま使われています。CCPMに基づき描かれるガントチャートがは、一見、決定論的なクリティカルパスのスケジュールと同一に見えますが、CCPMは、本質的に確率論に基づく方法論です。CCPMでは、開始日時、完了日時を取り除き、タスク期間の変動をバッファで吸収します。 「どうして、CCPMを行なうべきなのか?」も参照して下さいください。

誰が、CCPMを考え出したか?

エリヤフ・ゴールドラット博士が、クリティカルチェーンを考え出し、著作の中で公表しました。
Goldratt, Eliyahu M. (1997) Critical Chain. Great Barrington, MA: North River Press

そして、クリティカルチェーンによるプロジェクト・マネジメントを、Project Management Institute PM Journal 誌上でCCPMと名づけたのはラリー・リーチです。

Leach, Lawrence P. (June, 1999). Critical Chain Project Management Improves Project Performance. PMI: Project Management Journal, Volume 30, Number 2.

日付重視偏重の行動とは何ですか?

日付重視偏重の行動とは、期日よりも早く完了したタスクを、期日まで手許に止めておき、それをインプットとして待っている次のタスクにすぐに期日まで渡さない行動を指す指します。

学生症候群って何ですか?」も、参照のこと。

CCPMのドラムとは何ですか?

CCPMのドラムとは、マルチプロジェクト環境で、全体のスループットを制約している要員を指す指します。  単一プロジェクトの場合、ドラムはないありません。

プロジェクト計画

プロジェクト計画を有効に活用したプロジェクトは成功しますが、その有効活用を行わないプロジェクトは失敗し、大きな問題を惹き起こします。

プロジェクトが成功するために、プロジェクトの利害関係者が知る必要があるすべてのものがプロジェクト計画には含まれていなければなりません。

プロジェクト計画では、「プロジェクトをどう実行し、モニターし、コントロールし、完了するか」という観点から定義します。

  • プロジェクトの実行をガイドする
  • プロジェクト計画作成の仮定を文書にする
  • プロジェクト計画作成での意思決定を文書にする
  • 利害関係者間のコミュニケーションを助け、促進する
  • マネジメントによるレビューを定義する
  • プロジェクトの状況を評価する尺度とコントロールの基準を設定する

プロジェクト計画作成のプロセス

プロジェクト計画の作成では、場合によって、何回も、WBSにまで、繰り返し、戻らなければなりません。実際、PMIが「漸進的な綿密な仕上げ」と呼んでいるように、計画作成のプロセスでは、あるステップから前のステップへ、何度も戻ります。

CCPMはPMBOKと、よく適合している

CCPM<クリティカルチェーンプロジェクトマネージメント>は、PMBOKの一部です。特に関連あるのは、統合(Integration )、時間マネジメント、リスクマネジメントの分野ですが、コストマネジメント、バッファレポートを通じてのコミュニケーションマネジメント、資源計画、行動ルールを通じての人的資源マネジメント、そして資源調達とも密接に関連しています。CCPMの成功は、その他のPMBOKの分野、とくに、プロジェクトの品質マネジメントでの成功に大きく依存しています。

CCPMを行うには、何を行なうことが必要どう行なうべきか?

CCPMを成功させるには、マネジメントとタスクを行なう要員が、以下のように行動しなくてはなりません。

  • 計画がを、適切な大きさのバッファを持ち、要員の制約を明示的に認識した合理的なプロジェクト計画であるようにする
  • 悪いマルチタスキングを行なわせない計画であるようにする
  • タスクは完了し次第、次のタスクに引き渡されるべきであるが、それを阻害する障害を、すべて、取り除く
  • 平均タスク期間推定値を使うように奨励し、それを阻害する行動を、すべて、取り除く
  • 要員へのタスク割当てを、バッファレポートに基づき、行なう
  • プロジェクト期間を通じ、プロジェクトに関する意思決定を、バッファレポートに基づき行なう

複数プロジェクト環境では:

  • ドラムの要員を識別し、ドラムスケジューラを任命する
  • プロジェクトをの優先順位づけをする
  • ドラムスケジュールにより決められている順序でプロジェクトを開始する

(通常、プロジェクトは限られた人的資源を持つ既存の組織で実行することになるから、そのような場合ので): 新しいプロジェクトの追加は、まず、プロジェクトを優先順位リストに入れ、ドラムスケジュールの中で位置づけ、それに基づき、実行する

CCPMではプロジェクト計画を変更しない

クリティカルチェーン技法によるプロジェクト管理ではプロジェクト計画を出来るかぎり完璧なものとして作成しその後は計画のし直しを行わず当初の納期を守るようプロジェクトを遂行します。
そもそも、CCPMは当初の納期どおりにプロジェクトを完了するためのものですから、これは当然のことです。

リレー走者のようなタスクへの取り組み姿勢(同義語:ロードランナーのような行動)とは何ですか?

リレー走者のようなタスクへの取り組み姿勢、ロードランナーのような行動とは、下記のような行動が含まれますものです。

  1. インプットが揃い次第、タスクに取り掛かる取りかかる
  2. そのタスクに、100%集中して作業する
  3. タスクが完了したら、そくざに即座に、それを待っている次のタスクに渡す
    これには、一つのタスクが完了したら、その要員は、次に、どのタスクに取り組むべきかを意思決定するルールも含まれる含まれています。それらは、
  4. 優先順位のもっとも高いプロジェクトに取り組む
  5. クリティカルチェーンの上にあるタスクにより高い優先順位を与える
  6. 優先順位が同じであるならば、バッファ消費率のもっとも高いタスクに高い優先順位を与える

開始したプロジェクトは変更しない。

クリティカルチェーン技法によるプロジェクト管理ではプロジェクト計画を 出来るかぎり完璧なものとして作成し、プロジェクトの実行を開始した後は 計画のし直しを行わず当初の納期を守るようプロジェクトを遂行します。
そもそも、CCPMは当初の納期どおりにプロジェクトを完了するためのものですから、これは当然のことです。

もし、プロジェクトのタスクが大幅に変更された場合、これは全く新しいプロジェクトとなりますので新たな納期が設定されます。

学生症候群って何ですか?

学生症候群とは、要員がマイペースで作業に取り組み、プロジェクトの時間を無駄にしてしまうことで、学生が、ぎりぎりまで、勉強に手をつけないことから来た命名です。
日本では “一夜漬け“と言われています。

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