『Viable Vision』

表紙:『Viable Vision』

MSI社は、著名なTOCの啓蒙家であり、経験深いコンサルタントでもあるジェリー・ケンドールの最新著作「Viable Vision」の日本語翻訳を行い、刊行いたしました。出版は「日本TOC推進協議会」の企画、また、翻訳は、小生のほかに、共訳者として、ゴールシステム・コンサルティングの村上悟氏、TOC研究舎の佐々木俊雄氏などにもご参加いただきました。

「バイアブルビジョン(実行可能なビジョン)」は、2003年9月、英国ケンブリッジ大学で行われた「TOC-ICO会議」で、ゴールドラット博士が始めて口にした言葉です。ゴールドラット博士に近いオーデッド・コーエンから、昨年10月15日に届いたメールには、「The Goldratt Group has made a significant move forwards in terms of the Viable Vision offering to the market. What was just a vision a year ago starts to become reality in many parts of the world.」と書いてありました。

同書の第1章の書き出しをご紹介します。
 「クライアントの会社の分析をして、その会社が、『どのようにしたら、4年以内で、現在の総売上高と等しい利益を出せるようになるか』を考えその方法を見つけたとき、多少の満足感を覚える。」
 私は、このような傲慢な発言をするだけではなく真面目に本気で言っている人物を、世界でただ一人知っています。彼は、ニューヨークのホテルの私の部屋に座っていました。私は、企業経営についてのブレークスルーソリューションを開発したとして、よく知られている革新的な思想家エリ・ゴールドラット博士を、深く尊敬しています。しかし、頭脳明晰で、尊敬できる人物でさえ、時には、非常識で目をむくようなことを真面目に口にすることがあります。・・・

2005年4月8日 小林 英三