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複数プロジェクトの実行にCCPM+を使う
複数プロジェクト・クリティカルチェーンの3つの重要なポイント
(Japanese translation of “Multi-Project Critical Chain: Three Vital Points)
ABB、Hamilton Beach、Lucent、Medtronic、NASA、アメリカ空軍、アメリカ海軍のような企業や組織では、複数プロジェクト業務を行う場合のパーフォーマンス基準を再定義しています。新しい定義では、スループットとリードタイムの改善を目指します。
プロジェクトを、目標通りに、かつ、予定通りに完了し、引き渡す能力は、口先だけではできません。 以下は、マルチプロジェクト・クリティカルチェーン実施上の3つの重要なポイントを説明します。
1. プロジェクトではなく、フローを管理する
クリティカルチェーンは、不確実性の下で、マルチプロジェクトという環境で仕事のフローを能率的に、効果的に実行するためのブレークスルーです。したがって、プロジェクトの管理を非常に容易にしてくれます。 経験のあるプロジェクト・マネジャーは、自分の行っているプロジェクトの計画を作成し、また、上手にコントロールして成功させるため、直感的に、クリティカルチェーンに含まれているいろいろな原理を使っています。
2. 直観に反したルールを採る
- プロジェクト実行の仕事量を減らす。
「出来るだけ早く」ではなく、一番、負荷の高い要員の利用可能量が、実行できる仕事量を決めているので、一番負荷の高い要員の利用可能量に基づき、作業を指示します。 - バッファと呼ばれる防護時間を、最も有効なところに設置する。
個々のタスクから安全余裕を取り上げ、それらを、チェーンが集まってくるクリティカルチェーンの最終部分に集中して置き、プロジェクトの進捗遅れを防護するバッファとなります。
注:プロジェクトのバッファは、時間的な余裕のことです。 - プロジェクト中の個々のタスクが遅れることを許す。
プロジェクト進行をはかり、進行度を測定するために、「バッファ・インデックス」を使います。 バッファ・インデックスとは、あるチェーンの作業の完了度合いを、そのチェーンの終り部分に置かれているバッファの消費の度合いで除したもの。
上記のルールに従った場合にのみ、
- 野心的なスケジュール、すなわち、プロジェクト完了期間の短いスケジュールが作成でき、かつ、
- プロジェクトは、予算を守って、当初のプロジェクトのスコープを縮小することなく、スケジュール通りに完了できる。
3. 人々の行動ではなく、方針を攻撃する
プロジェクトのパーフォーマンスを改善するには、仕事の開始をぐずぐず延ばしたり、「マルチタスキング」や既に完了したタスクの不必要な再修正をしたりするような人々の行動を変化させることが必要だ、ということは作り事にすぎません。実際は、方針を、下記のように変更することで、結果は大きく改善されます。
- 個々のタスクが、計画通りに完了することを求める業績測定尺度を、手がけている仕事量を低減するような業績測定尺度に置き換える。
- 各プロジェクトの防護時間を小さくする。通常は、各タスクに必要とされる時間を合計したものの50%とし、ワークのフローが妨げられないようにする。
- プロジェクトの納期は、みだりに手を触れられない「神聖なもの」とし、変更できるのは、上級マネジメントのみとする。
このような新しい管理方針を導入すると、人々の行動は、徐々に変化して行き、これにより、結果は、さらによいものになって行きます。 無理やり人々の行動を変化させることは、一時には、成功するかもしれませんが、長続きしません。
注:クリティカルチェーンとは、プロジェクトの中の従属アクティビティのチェーン(連鎖)のうちで、一番時間の掛かる、一番長いチェーンを指します。(アクティビティAは、アクティビティBが完了してから開始できるというような)プロジェクト構造や、(アクティビティAとアクティビティBは、同時並行的に行えるが、それを行う要員が限られているため、一つずつしか行えないという理由で)利用可能な要員量が限られているので、アクティビティは、他のアクティビティに従属しています。
皆さまに理解を深めていただくために、CCPM+の開発者であるLarry Leachが書いたドキュメントの日本語訳「複数プロジェクトの実行に、CCPM+を使う」をご用意してあります。ご希望の方はダウンロードしてご覧ください。








